地球へ… 最終話感想。

あっという間に終りましたね…。最初は結構我慢していましたが、もう後半は涙がボロボロで止まりませんでした。
原作と違って、最後の最後に地球は浄化し、青い星に戻り、
ジョミー、キース、リオ、長老たち、みんなの命で この星を引き換えたなと思いました。
ジョミーたちが死んだ悲しい事実は変りませんが、少しでも救えた気分がします。


<ストーリー>
やはり一話だけだと製作側が語りたいことが語り切れないと思います。
(キツイな言い方ですが来週の00の特番をやめて地球へ…をもう一話増やしてくれ)
シーンの切り替えが多くて、少し不自然感があるのが、多くのシーンをカットし一話に詰める
ためな感じも しますが…。カットした部分(本当にあるのなら)はぜひ完全版としてDVDで補完して欲しいです。
それにしてもよく25分で綺麗にお話を纏めました。各キャラの言いたい事や役目もよく伝えてくれました。
スタッフたちがこの部分を放映する、この部分を放映しない、さんざん話合い悩むのが想像できます。
スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。

<ジョミー、ブルー、トォニィ、ミュウ側>
よくがんばりましたね、ジョミー!最後までブルーとの約束を果たしました。地球に辿りつくだけではなく、
『青い地球』にたどり着きましたね。
今でも不思議ですが、そうしてジョミーがこんなに信念が強いだろうブルーとの約束のため、全ての人のため、未来のため…。
その点についてまだよく分からないですが、ジョミーみたいに信念を持っている人間になりたいです。
何かの信念で明日のために生きる、遊びでも勉強でも自分のためでも好きな人のためにでも、
前に進めの大切さがジョミーから教えてくれたと気がします。
ナスカ事件のあとに、ジョミーは迷いなく己の道を信じ進みました。結果的に犠牲も多かったですが、
救いもありました。最近のアニメは、主人公が何気に頼りない、迷いながら成長していくの話が多いので、
現代の若者をよく現しています(だから共鳴もしやすいです)。
ブルーやナスカ以降のジョミーみたいな一つ曇りもなく、わが道へ行くのは今では珍しいかもしれません。
その分トォニイは悪い意味でも良い意味でモなく、すごく『今の子』な感じがします。
信念や経験とは、親から子へ、先人から見習うものですね。ジョミーはブルーから、トォニィはジョミーからそれを見習うでしょうね。フィシスが生き残ったのも、きっとその信念を次世代に伝え続けて欲しいと長老たちの願いかもしれません。
トォニィが次世代ソルジャーになるのもフィシスと同じだと思います。原作では最終回の真髄は分かりにくかったですが、アニメでは分かりやすくなりました。個人的はトォニィみたいにジョミーたち先人の事を忘れない人がいるというのがかなり嬉しかったです。

ナスカ以来に冷血と思われるジョミーは、キースのために涙を流れてしましたね。そこの部分は凄く好きで、ジョミーは冷血ではなく、
実は優しさがずっと変らなかった、と実感しました。ミュウも人間も、強いものも弱いものも、感情があるものは涙が流れますね。
だからジョミーがSDを憎んだですね。

余談ですが、なぜソルジャー・トォニィのマントは緑色だろう、と思ったらあれはジョミーの瞳と同じ色でしたね。
ジョミーのマントの色もブルーの瞳が赤いからと今さら気がつきました(遅)。良いですね、三世代!!

<キース、地球側>
キース、素晴らしかった!そして最後の最後にマザーの申し子ではなく、一人の人間として死んだですね。
分かり安くて安直だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはアニテラの方が好きです。
キースは『完璧な人間』として作られたですが、結局完璧な人間とは存在しないですね。
ミュウが体のどこかが完璧ではないのように、人間も完璧ではないです。結局人間もミュウも同だねと最後にキースが分かったではないかと思います。
キースとジョミーが分かり合えたのがよかったと思います。これでマツカの死も無意味ではなかったですね。
グレイブさんもミシェルもすごく良かったです!実はずっと彼ら
の存在意味?と思ったですが、最終回を見てああそうなんだと納得しました。人間の感情は予想できないものですね。


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<萌え話>
ジョミーもキースも皆お亡くなったので、どいう事は続きはないと思いますが、だからと言って皆が生きていくという設定なると、それはそれでお話がおかしくなり、主旨の説得力もなくなるので、名作にはこの結末が一番ふさわしいではないかと思います。寂しいですが、後は二次創作で補完するのが良いだと思います(笑)。天国でやっとジョミーとブルーが会えるとか、最後に地球であった(ナスカと同じのあのお花×2はキースとジョミーだったとか(笑)。ジョミーはブルーとの約束が果たしたので、これでジョミーも誇りを持って、ブルーと一緒に並び歩いてゆけるでしょう。原作版の最後に、ジョミーらしきとフィシスらしきな子がまた宇宙のどこかで巡りあったという描写がありましたので、多分ブルーやジョミー、キースやマツカ、シロエも生まれ変わって、ミュウかもしれないし、ただの人かもしれませんが、きっとまたどこかでめぐり合うでしょう、と自分に萌えの補完をしておきたいです(笑)。EXPANSION DISKも出るので、凄く楽しみです。一枚目はブルーですが、2枚目はぜひジョミーでお願いします!全編に渡って影が薄いとまではないですが、ブルーを措いといて、シロエとマツカとアルテラの話があまりにもインパクトが強いというか話が良かったというか…。主人公の話はもっと見たいです。例えばシロエを助けれなかった後の8年間、ジョミーの葛藤とか、ナスカ以降のジョミーの心理描写とか、ブルーの三世紀の記憶を受取った後のジョミーの心境の変化とか、その記憶に何を感じたとか…。うーん見たいものがたくさんです!


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順番は逆ですが、近いうちに第一話からの感想を書きます(今見直している所です)。



↑それにしてもむちゃくちゃの文章です(汗)言いたい事だけになってしまってすみません(><;)